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- Date:2024年11月22日
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むかし むかし あるところに
一匹のカニ(ダイミョウザザミ)がいました
カニはハンターから景観が良いと評判の渓流へピクニックに出かけました
ハサミにこんがり肉を挟み、肉焼きスポットで昼食るんるん
するとそこで一匹のサル(ラージャン)と出会いました
サル「やぁやぁカニさん、美味しそうな肉を持っているじゃないか」
「この竜仙花の種と、その肉を交換しないかい?」
「種を植えればやがて花が咲き丹が実り、竜人問屋もはかどるよ」
カニ「わーい!ありがとう!おサルさん!」
「今から帰って植えてみるよ!」
カニは嬉しそうに帰り、家に着くと早速種を植えました
「はやく芽をだせ竜人仙花の種、でなきゃハサミでちょん切るぞ!」
すると種はすぐに花を咲かせ、たくさんの果実が実りました
でも不思議な事に実ったのは柿でした
「旅団ポイントにもならない問屋でも使えない柿が実るなんて」
「いいや!早速この木に登って柿を美味しく食べちゃおう」
「あらやだ、カニは木に登れないわ」
木に登れずどうしようか困ったカニの元へ再びサルがやってきました
サル「やぁやぁカニさん、ワシがかわりに柿を取ってきましょうぞ」
カニ「わーい!ありがとう!おサルさん!」
サル「うは!高速採取うめえ!」
「この為にシミュって大正解だ!ウホホ-!」
カニ「おサルさん、僕にも柿をちょうだいな」
サル「うるさい、ドスの小型カニ!その恨みだくらえ!」
カニ「ふんぎゃー」
サル「他は全てワシが欲しいモンを得る為の道具なんだよ」
「ワシの求める装備をせよ、働きをせよ!」
カニ「こんな・・こんなオンじゃなかったハズなのに・・バタ」
サル「恨むな、ワシもある意味で犠牲者だからな」
「今までのシリーズで当たり前にあったオンの環境なぞ4にはこれっぽっちも無いのだ」
サルが投げた青くて堅い渋柿があたり、カニは死んでしまいました
さらに4のオンライン、その実情を目のあたりにしたショックで子供を産み
やがて亜種(ショウグンギザミ)へと育ち、サルへの仇討ちを企てます
一足先に4Gの新フィールドへ登場してしまったカニは
オンライン周りの情報を一向に出さないカプコン怪しいぞ!
と意気込み、仲間を集いはじめました
先ずはハチ(ランゴスタ)を仲間にし
次に臼っぽいからという理由だけでウス(ウラガキン)を3Gから呼び出し
その辺りに落ちていたモンスターのフンを牛糞として迎え
栗役がムズカシイと一呼吸なやみ、イガ栗ならチャナガブル!
本来の設定から離れながらも、なんとか仲間を揃えました
集まった蜂、臼、栗、牛糞たち
復讐劇で思い出す映画、スリーパーズ
頼もしい仲間を得たカニは、サルへと電報を打ちます
【レアナナ。タイリョウ。サクサク。コウリツ。ハメオーケー】
好みに合う部屋探しだけで数時間を過ごしていたサルにとって
その電報の内容はとても魅力的に映りました
サル「ウホ!しゃがむだけ!ツタハメ!火力構成!」
電報に、そして開発の思惑にも釣られてしまったサルは部屋を検索します
サル「簡略化されまくった検索機能、やっぱり使えねぇウホ!」
「ターゲット指定ならまだしも、のんびり部屋は検索しづらいウホ!」
部屋を見つけたサルは、得意の左右ステップで入室しました
サル「誰もいないウホ?」
「凍土帰りは冷えるな、囲炉裏で体を暖めよう」
サルが囲炉裏に近付くと・・
栗「スキルなしバラバラ装備!」
囲炉裏に隠れながら熱されていた栗がサルへ体当たり!
サル「うぎゃあ!一式マイナススキル発動ぉおお!」
誰だってスキルなし、一式だった時はあるんだ!
神様でもない限り多くを相手に求めちゃいけない!
サル「あちち!こりゃ水で冷やさないと!」
急いで桶に入った水で冷やそうとしたその時・・
ハチ「ご飯たべてた!」
サル「BC待機!動くのはファンファーレが鳴ってからぁああ!」
むしろ美味しいネタを頂くチャンスだと思え!
ハチ「モンハンはコミュニケーションあってのもの!」
「お腹が膨れて元気100%ですね!頼りにします!寄生させて下さいと返す!」
「しかしそれが難しい4、Gでなんとかして下さい!」
サル「寄生がいるので抜けますね。と離脱するのが普通じゃねぇのか!」
「こんな地雷がいる部屋には居られない・・」
「定型文を打ってさっさと退出しよう・・」
特殊な部屋に威圧されたのか
小さい尻尾を巻きながら離脱しようとサルが出口へ向かうと・・
牛糞「フレンド申請連打!」
サル「いいえを押せども押せども、ずっと届くナゾの熱き想いぃい!」
そんな事を言う人って変な人じゃないですか!
そうです、私が変なフレンド申請連打です!
入り口で牛糞をフンだサルが転んでいる間に
フレンド申請連打を避けたハンターが抜け、サルだけが集会所に残されました
サル「部屋崩壊は仕方ないけど申請連打を相手にして何の得があるウホ!」
牛糞「何事にも順序があるんだって伝えられたら他の人に迷惑が及ばない!」
「申請連打も、無言で報酬だけを求め連戦するのと何が違うってんだ!」
「そんな、そんな協力プレイ・・NPCと同じじゃあ!」
サル「フンっ!4の多くは強い発掘武器を得るゲームになったウホ!」
「会話など時間のムダ!強いNPC大歓迎なのがバルバレの流れウホ!」
牛糞「くそう・・クソだけに・・」
サル「・・・」
牛糞「ウン、コれを言いたかったの。お付き合いありがとう」
サル「さるかに合戦の牛糞って、ナゾのチョイスよねウホ」
お下品ネタに走ってしまった牛糞に同情しつつ我に返ったサルは
栗から火傷、ハチから刺され、入り口で転びながらも辛うじて出口へ辿り着きます
サル「スキルなし、BC待機、申請連打・・」
「こんなフルコースを味わったのはトライの多人数部屋以来だウホ・・」
フラフラと、おぼつかない足で外へ出ようとしたその時・・
ウス「待たれよ、まだ脱がせてないドッスン!」
サル「スキルや装備にケチつけるレベルじゃねぇええ!」
サル「誰が地雷って、アンタが一番の地雷じゃねぇか・・」
ウス「おうよ自称、健康的な地雷だからな!自覚しているのが最も厄介ってもんだ」
「何やらとケチつけるハンターに、それなら脱いで逝きましょうと言ってみたいドスン」
サル「まてまて、求めているものが違うのだから無理強いは良くないぞ」
ウス「・・ああ、薄々分かっていたさ・・ウスだけに・・」
サル「・・・」
ウス「頭はウスい。と言うよりも・・肌との垣根もないんだけどね」
サル「あ、もしかして」
ウス「お、気付かれた?」
サル「垣根・・キネ、臼だけに杵・・」
ウス「うっす!その通り!」
「この流れ、絵に描いた餅のように見事な正解ドスン」
サル「んだ、思わずここから去る事も忘れてしまったよ、サルだけに」
・
・
・
それから
他愛もない会話が弾み
仇討ち、恨み辛みもすっかり忘れたサルとカニの一行は
どんな間柄であれコミュニケーションは大事だと気付き
仲良くクエストへ向いましたとさ
おしまい